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【かざはな】我谷盆
かつて石川県加賀市の旧我谷村で生まれ、受け継がれてきた「我谷盆(わがたぼん)」。
山口県を拠点とする「かざはな」の手により、素朴さと力強さを備えた現代の木盆として形作られています。
素材には、硬質で豊かな表情を持つ栗の無垢材を使用。
表面にひとつひとつ刻まれたノミ跡は、光の入り方によって異なる美しい陰影を生み出し、
上に載せる器や道具を静かに美しく引き立てます。
日常のお茶や酒器を運ぶお盆としてはもちろん、花器を添える敷板として、
あるいは大切な道具の定位置として。
空間にひとつ置くだけで、その場の空気が静かに整うような存在感を持っています。
月日を重ねるごとに栗材の風合いが増し、しっとりと色艶が育っていく経年変化も含めて、
永く寄り添いたい一品です。
【我谷盆の歴史について】
我谷盆(わがたぼん)は、かつて石川県加賀市の山あい、大聖寺川の上流に位置した「我谷村」で作られていた木盆です。
かつて村の職人たちが、冬の仕事として身近にあった栗の生木を割り、鑿(ノミ)一本で手削りして作ったのが始まりとされています。生活の道具として無造作に作られたからこその素朴さと、栗材の力強い木目が織りなす大らかな佇まいは、古くから多くの民藝ファンや愛好家を魅了してきました。
昭和40年代、ダム建設によって村全体が水没し、一度はその作りの歴史が途絶えてしまいましたが、その独特の美意識と構造は現代の手しごと作家たちへと受け継がれ、今もなお大切に形作られています。
<Details>
素材:栗(くり)
技法:一材・くりもの、丸ノミ彫り
サイズ:W20cm D14cm H3.5cm
【お取扱上の注意】
天然木の手彫り作品のため、木目や色合い、鑿目の表情には一点ごとに個体差がございます。
水洗いした後はすぐに柔らかい布で水気を拭き取り、
直射日光を避けて風通しの良い場所で乾燥させてください。